高性能住宅の性能を表す指標として、
C値・Q値・UA値といった言葉を聞いたことはないでしょうか?
今日はその中からC値のお話。
C値とは?
住宅の気密性を表す数値です。
C値=家の中にどれぐらい隙間があるのか
隙間が少なければ少ないほど数値は下がり気密性が高いと言えるのです。
でも数値で言われても、その隙間はどの程度の隙間が開いているのかなんて
全くイメージできませんよね。
わかりやすく隙間の大きさを「はがき」で例えてみました。
例えば、同じ40坪の建物を比較した場合
■一般的な住宅、今まで冬場に寒いと感じていた住宅…
Q値5.0㎠/㎡=はがき約5枚分の隙間
■高性能省エネ住宅…
Q値1.0㎠/㎡=はがき約1枚分の隙間
と考えられます。
ルピナスハウスはどれ位を目指してるの?
C値0.5㎠/㎡以下の建築を目指しています。
つまり、はがき半分の隙間です。
この数値はZEH基準を上回る数字です。
このような高い目標を目指すことができるのは
工法や施工状況、弊社の熟練した大工さんや職人さんの技術によるものでもあるのです。
どんな感じで測定してるの?
今回は「完成気密測定」
1)換気口を目張り
全ての換気口を養生テープで目張りし、外気が入ってこないようにします。
2)気密測定の機器を搬入
今回は躯体を残した断熱改修を行ったリノベーションの為、床下収納部分で行いました。
筒測定器設置の周りの部分にも頑丈に目張り。外気が抜けないようにしっかりと処理をします。
今回は1階床下収納部分に設置。
この測定器では室内の空気をすべて外にはきだして、室内と室外の圧力差を測ります。
また同時にその風量をはかることで室内、そして建物全体の正確なスキマの大きさやC値を出します。
3)外の風力を測定・窓の施錠を確認
風力計を1分はかって、その平均値が3m/s以下であれば測定が可能です。
また、窓が開いていると正しい測定ができません。最後に窓や玄関の施錠を確認して測定を始めます。
4)気密測定の開始
建物の性能チェックから。
チェックが終わると気密測定が始まります。
1点から5点までを1回として、3回測定を行います。
全3回を平均した数値を基準になり実質延床面積を入力します。
これでC値が割り出されます。
機密性能が良くなることで、こんなに良いことが期待できる
□断熱性能が高まる
□砂ぼこりや花粉が侵入しにくい
□結露の発生を防ぐ
□快適な室温を保ちながら、計画的かつ効果的に換気ができる
住宅性能について新築はもちろん、リフォームをご検討中の方も
お気軽にご相談くださいね。
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